くうねるよむみる

いいモノ、いいコンテンツ、いい人を知りたい

Mr.インクレディブル

ピクサーが持ちうるCG技術の全てを髪の毛を表現するために使った作品。そのリアルさはほぼ実写と見分けがつかないくらいである。しかし、髪の毛にそこまでやるか?

スーパーヒーローが普通に存在する社会を描いているが、訴訟を起こされたり自分をヒーローの仲間と思いこむ少年がいたりと、細かいところでリアルなアメリカの問題を皮肉っているように思うが、ああいうカン違い少年は日本にもいそうでちょっと怖い。頭いいヤツがゆがむと手がつけられなくなるという見本である。

と、うがった見方をするより、「スーパーマン」や「007」へのオマージュがいたるところに詰められているのを見つけていったほうが楽しめる。日本版の吹き替えをやった黒木瞳が作品そのままの格好で記者会見をしたのが一番記憶に残っている。あれは反則。。。ハハ。