ドキュメント72時間語り「関門海峡 海底トンネル」
ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、特にここ数年は、NHKの「ドキュメント72時間」が気に入ってます。
今回は、本州と九州の間を通る関門海峡の海底に通された、関門トンネルの歩道。現在、関門海峡にはトンネルが3本通されており、道路は国道2号線になっているそう。
その人道部分は、ランニングコースとして賑わっているようです。確かに、ほぼまっすぐな道で、長さも780mと手頃。歩いても15分弱で端から端までいけるし、ちょうどいい運動になりますね。
では、印象に残ったシーンを。
海底ランナーがすごい
地下60mの道を走るランナーの多さに驚きでした。しかも、人力車も通っていて、ちょっとしたカオス状態。観光で歩いている人もいるでしょうが、地元の人にとっては生活道路なんでしょうし、とにかく多目的に利用されている道路ですね。ちょっとしたジムのよう。
後ろ歩きはボケない
後ろ歩きでウォーキングしている男性。ボケないためとはいえ、ちょっと危ないのでは……と思ってしまいます。でも、それも海底トンネルの人道だから許されるんでしょかね。普通の道路では、自動車や自転車が危険で、とても長距離はできないですから。それでも、幅4mぐらいしかない道で後ろ歩きは危険に変わりないか。
取材された人全てが同意したと思われる名言が海底60mで誕生
取材された中の1人が、「インタビューっぽいことを言わんと」と話していました。きっと、これまで取材された人のほとんどが同じことを思って、取材スタッフに忖度して、コメントを絞り出してきたのでしょう。その絞り出しの量のおかげで番組が出来上がっていると考えると、なんとありがたい。
モンテールの「2P牛乳と卵の手巻きロール・ミルク」/牛乳の味が濃くて、まったり感強め
牛乳と卵の素材を生かした、定番のロールケーキ。
ふわふわの生地と、それに負けないぐらいふわふわのミルクホイップクリーム。柔らかな食感と甘さは、一口食べるだけで幸せになれます。しっとり食感の生地が意外といい仕事をしてました。
セブンルールの「ライザップ 渡邉華子」
「誰しも自分自身に課しているルールがある」ではじまる、人物密着系ドキュメント番組。そのルールを手がかりに、その人の強さ・弱さ・美しさなどを映し出すのがコンセプトだそう。女性ばかりだなと思っていたのですが、女性が主人公で、「今最も見たい女性」「最も見せたい女性」に密着するのもコンセプトのようです。
初めて見たときは、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」っぽいなあと思いましたし、番組中に7つのルールを順次見せていくのも、プロフェッショナルっぽいなあ、と思って見ていました。まあ、冷やかし半分、そこまで寄せているなら面白くなるんじゃないかという期待半分でしたが。
見ていると、派手な演出はせず、淡々とした感じで映像が流れていき、時折、さざ波のようにルールが現れるのが、静かに見ていられて興味深いです。
毎回7つルールを見つけるのは苦しいんじゃないかと、見る前から懸念していたことは、予想通り、無理やりひねり出したんじゃないかと思えるものもありましたし。ただ、7つのルール全部が変なひっかかりやツッコミどころがなく、スルッと納得できる回は面白いです。
今回はライザップの広報・ブランディング責任者、渡邉華子さん。見ているだけで、まわりを明るくする人だというのがわかります。渡邉さんに声をかけ、ライザップの前身で働くきっかけとなった、現ライザップ社長が、学生時代の彼女を「リーダーシップがある」と評していたのも印象的。主張にブレがなくて、自分からぐいぐいひっぱるタイプっぽいですもんね。
今回、最も印象的だったのが、7つのルールの1つ「撮影現場は明るく」。その場のトップである自分が盛り上げることで、現場が明るくなり、スタッフが仕事しやすくなり、スタッフ全員が気持ちよく動けることで生まれる空気がいいものを生み出すというオーソドックスすぎる法則を、きちんと実践できるのがすごい。
ただ、渡邉さんは中途半端をものすごく嫌うタイプのように見えるし、周囲にも知らず強制するタイプのようにも思えすので、撮影に入るまでには、厳しいダメ出しとかもあったはず。
ですが、そこを見せないのも、セブンルール独特のゆるさ。非常に見やすい。
あと1つ学んだのは、エゴサーチは大事。割とマジで。
ローソンの「こぐまのケーキ屋さん」コラボスイーツ/コーヒーゼリーがよかった
SNS発祥の人気漫画「こぐまのケーキ屋さん」とローソンがコラボしたスイーツ。「こぐまのケーキ屋さん キャラメルムースのコーヒーゼリー」と「こぐまのケーキ屋さん ミニクッキーパイエクレア 2こいり」の2種類。
フィルムでこぐま店長の顔を表現したコーヒーゼリーは、キャラメルムースを中央に、コーヒーゼリー、ミルクソース、チョコムースを重ねたもの。甘さと苦さが交互にやってくる感じで食べ飽きないのが良かった。
パイエクレアは、こぐま店長の手のかたちをイメージ。ザクザクのクッキー生地を重ねたシュー生地にチョコをコーティング。中にはカスタードホイップ入りのキャラメルクリームがどっさり。コクのある甘さと香ばしい生地の食感のバランスが絶妙でした。
ドキュメント72時間語り 「東京湾 真夏の海釣り公園」
ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、特にここ数年は、NHKの「ドキュメント72時間」が気に入ってます。
今回は、東京湾に面した24時間釣りができる公園。場所は川崎。京浜工業地帯の一角なり、東京湾アクアラインより少し南。工場しかない島の一角にある、東扇島西公園が舞台。目の前にJFEスチールの工場があり、巨大なキリンのようなガントリークレーンを見ながら海釣りができるって、なかなか男心をくすぐる場所です。特に夜景がきれいだったので、いくなら夜釣りですかね。
では、印象に残ったシーンを。
久々に現れたスタッフに逆質問する21歳の夢とSNS
土木関係の仕事をする21歳。SNSで始めたカメラにハマり、カメラ関係の仕事がしてみたいと思うようになったそう。テレビの撮影スタッフという、その業界っぽい人に会ったのをチャンスと見て、カメラマンの成り方について聞きたくなったようです。
彼が成りたいのはスチールのカメラマンですよね。テレビのようなムービーじゃなくて。NHKの撮影スタッフも決して詳しくないわけではないでしょうが、スチールのカメラマンは畑違いのような気が。
スチールのカメラマンの成り方は、師弟関係がほとんどです。プロのカメラマンのアシスタントになって、雑用やアシスタント業をこなしながら、仕事を覚えていくという人が多かったですね。
まれに撮影スタジオで働きながらカメラの勉強をした人がいましたが、レアケースですネ。なので、カメラマンに成りたいと本気で思うなら、プロのカメラマンに弟子入りするのがいいと思います。見つけ方は……、今ならHPで募集していたりするんじゃないですかね。
あと、この21歳のように、SNSがきっかけで写真に興味を持つ人が、今どきは多いのかもしれません。そこからプロになりたいと思うのはわずかかもしれませんが、写真教室やフォト講座などが人気のようですね。SNSで注目を集めるには、きれいな写真を載せるのが近道ですから、需要があるってことですね。
コミュニケーションの道具として釣りを使う人の多さ
今回、意外だったのが、これ。2018年でもまだ釣りは、強力なコミュニケーションツールとして生きているんだなあと感慨深いものを感じました。昭和でもなければ20世紀でもなく、釣り以外のレジャーやアクティビティがいくつもあるのに、それでも釣りが強いのはなぜなのか?
「釣りバカ日誌」とか、釣り番組とか、テレビで定期的に取り上げられるコンテンツであるのは確かなんですが、それが若者にも影響を与えているんでしょうか? 「○○に行かないか?」と誘われて、「行く」って答えやすいのが釣りなんでしょうかね。誘われたときに、面白いと思いやすいというか。
実際、釣りは楽しいですし、球技などと比べて1人の時間が圧倒的に長いですし、ほとんどの時間は待ち時間ですから、人と接しすぎず、疲れすぎず、それでいて楽しい、ちょうどいいアクティビティと思われているんですかね。
個人的には、登山やキャンプより気軽なアウトドアなのがいいのかな、と予想してみます。アウトドア人気は高まっていますが、その流れに乗りたいと思いつつも、それをするための準備や装備を揃えるのにハードルの高さを感じてしまう人って、結構多いんじゃないかと。
その点、釣りなら、竿と仕掛けとエサがあればいい(実際は、クーラーボックスとか、いろいろ必要になりますが)というイメージがあるので、楽にできると思われているのでしょう。
今回、コミュニケーションとして釣りにきた、と答えた人たちは全員がいい感じでコミュニケーションをとりたい人とコミュニケーションをとれていると感じたので、釣りの力を思い知りました。まさに、「たかが釣り。だけど、されど釣り」。
釣りの最中に思うスタンスは人それぞれ
仕事のことを忘れたくて釣りをする人、釣りをしながら仕事のほうがいいと言う人と、真逆のことを言う人が2人登場しました。どちらがいいというのではなく、釣りに対するスタンスが180度違うのが面白かったです。
仕事のほうがいいと言ったのは定年退職した男性でしたが、まだ仕事が恋しいんでしょうかね。そんなことを口にしつつ、タコ釣り用のトカゲルアーを作ってみたり、結構ハマッているように見えましたが。
逆に仕事を忘れられると言ったのは、デイサービスに転職した男性。まだ仕事が思うようにならない葛藤からくる言葉だったのかも。でも、釣りの最中も仕事のことを考えてそうだったんだよなあ。「ここはこうすればよかった」とか。そこで頭の整理をつけて、仕事に望むようなタイプに見えましたが。
中には太陽を浴びるために釣りを始めたというイラストレーターもいました。同じフリーランスとして、昼夜逆転生活の辛さはよくわかります。仕事が続くか、という不安も。その中で自分を変えるためのきっかけに釣りを選んだ行動力がすごいですよね。
道具は昨日買ったと彼女は言ってましたが、釣り竿のほかにいろいろ道具が揃ってましたよ。一気買いするとはかなりのやる気。魚のイラストとか、目の前の工場のイラストとか、描けそうじゃないですか。自分も何十年かぶりに、釣りしてみようかな。
録画していた回も、少しずつ見てアップしています。
kuuneruyomumiru.hatenablog.com
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