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花嫁はギャングスター

タイトルどおりの内容である。ヤクザの女組長が101回めのプロポーズの武田鉄矢のようなダメ男と結婚するという話。こういう、人には言えない素性を隠して普通の生活を営む人間の話って、(とくにヤクザものがそうだと思うが)本人はその筋の人であることを嫌がっていて一般人の生活に憧れているっていう図式があるような気がする。

だが、この作品は正反対。本人は普通の生活になんか全然興味がないのに渋々結婚生活を送るのだ。当然、甘い新婚生活なんてものは存在しない。家事もしないし料理もしない。夜は「私の体にさわったらぶっ殺す!」である。

と、このあたり猟奇的な彼女を思い起こさせるが、こんながさつな女性像が流行るってことは、実際の韓国の女性は相当抑圧されてるんだろうと思ってしまう。

で、亭主への愛情なんか全然ない女組長が、どうやって妻らしくなっていくのか? その過程を楽しみにしていたのだが、徐々にという感じも目立ったきっかけもなく、女組長から妻になっていたので拍子抜けしてしまった。無駄に多い部下たちの暴力シーンより、そっちを深く描いてほしかったなあ。

まあ、2もあるということで、そっちも見てみよう。





タイトル: 花嫁はギャングスター