くうねるよむみる

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パタリロ!

この作品、世間的にただのギャグ少女漫画という認識にしておくにはもったいない気がする。とにかく作者の知識の深さには恐れ入るばかり。とくに落語と海外ミステリーはほぼマニアなんじゃないだろうか? ダヴィンチという雑誌で60すぎてバレエをやったと書いていたけれど、やっぱりどん欲な人なのだ。その豊富な知識があるからこその構成力なのだろう。「Fly Me To The Moon」と「忠誠の木」には泣かされました。

ただ、唯一好きになれないのは、登場人物の恋愛が基本的にアレなこと。小学生時代、混乱したもんです、ハイ。


著者: 魔夜 峰央
タイトル: パタリロ 70 (70)