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ドキュメント72時間 「渋谷郵便局 街角の“平成史”」

ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、一番のお気に入りは、NHKの「ドキュメント72時間」。最近はTBSの「BACKSTAGE」も好き。

 

今回の「ドキュメント72時間」は、渋谷の郵便局。平成から令和に変わる5月1日を含む72時間に密着していました。オープニングに渋谷のスクランブル交差点を映すあたりはお約束。でも、ドキュメント72時間では最後にちょっと出すくらいのほうがよかったような気がします。

 

では、印象に残ったシーンを。

 

時計にハマるきっかけが深い女性&切手収集が生きがいの男性

両手に腕時計をした女性。病気をしてから、時間は無限にあるものではないと気づき、そうしたら時計にハマるようになったそう。健康は健康のままでは気づきにくく、健康を失ったときに人生の有限さを思い知るものです。風邪をひくと急に、退屈でダラダラすごした時間が幸せな瞬間だったんだと思ってしまうような。何かにハマるときって、やっぱり心が弱くなったときなんでしょう。

 

そういう意味で、切手収集を生きがいにして体を動かしている男性も同じかも。早朝から郵便局にやってくる元気がすごいです。

 

元小説家志望のギャルというテレビ的な逸材

上から↓まで、わかりやすいギャルの格好をした女性。実は元小説家志望で、新人賞でいいところまでいったということがわかった途端、恥ずかしいことにそれまでの印象がひっくりかえりました。ギャップがある人ってステキ。ですが、見た目と内面って結構同じ路線を行く場合がほとんどだと思うので、こういうギャップのある人が、普段どんなことを考えているのか、好みは何か、何に興味を持っているかなど、いろいろ聞いてみたい。

 

元号だからと子どもたちに手紙を書く母の心

郵便局で書いていたということは、本当に思い立ってだったのでしょう。平成の30年で子どもたちが全員自立して、子育てが終了したわけで、一段落という意味を込めて、自分のために書いていたような。令和は子どもたちが幸せになるといったようなことを言っていたと思いますが、もしかしたら、子どもたちが自分のもとを去ったことに、さみしさを感じているのかも。お子さんたち、親孝行してあげてくれ~。

 

 

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