ドキュメント72時間語り「選 それでもバイクで走る理由」

ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、特にここ数年は、NHKの「ドキュメント72時間」が気に入ってます。

今回は、過去の傑作選の再放送。2017年に放送された、東京都内のバイクショップに密着した回。お台場からほど近い、首都高湾岸線沿いにある、ライコランドTOKYOBAY東雲店が舞台。都内最大級のバイク専門店だそうで、しかも高速道路からすぐとなれば、たまり場になりますよ。店舗もそれを狙ってるところがあるでしょうし。

昨年からですが、バイクは、静かなブームがやってきているそうです。若い頃バイクに乗っていたり、あこがれていた世代が、40代50代になって乗り始めるというケースが多いんだとか。でも、今回登場したのは若い人たちも多かったですね。駐車場の問題などもありますが、バイクを趣味にする人は、これからも、なくなることはないんでしょう。

では、印象に残ったシーンを。

バイクは最強の出会いツールなのか!? 嫁も友達もできる

バイクで出勤して、20歳下の奥さんをゲットしたという男性がいたり（でも、その人はバイクに乗らなくてもかっこいい雰囲気あったぞ）、ツイッターで知りあって集まったり、知り合いの知り合いのツテで集まって、ツーリングしたり、バイクは最強の出会い……、いや、コミュニケーションツールなんだなと感じた次第。昔、１人で乗っていたときは全然友達できなかったけど……ハハ。

時間を埋めるツールとしてバイクを選ぶ絶妙さ加減が面白い

大酒飲みだった行政書士が、酒をやめて、空いた時間を埋めるためにバイクに乗り始めたという、そのバイクに乗る理由が面白かった。そんな手軽な理由でバイクに乗ってもいいんだという驚きというか、感嘆というか。

バイクは決して安い買い物ではないし、もし免許がなかったら教習所にも通わないと行けないし。０から始めるには、結構な時間とお金がかかる趣味だと思いますが、それを始めた理由は、やっぱり娘さんと一緒に乗りたかったからじゃないですかね。本人は否定してましたけど。

そう考えると、酒をやめたのも、教習所代やバイク購入の資金を貯めるためでは？ と邪推してしまいます。なんか、そうあってくれたらいいな。あ、ドラクエ99までレベル上げしたとか言ってたな……。

凝りだすと止まらなくなるのは、どんな趣味も同じ

最初は必要な道具を揃えて、一通り揃った後は、アクセサリー的なものを集め始めたり、関連したものをデコり始めたりしますよね。みなさん、まさにそんな感じ。アメリカンバイクをマッドマックス仕様に仕上げた男性は特にそんな感じがします。

あのレベルまで達するまでには膨大な時間があったと思いますが、その時間の積み重ねが目に見えるかたちで残るのは、バイクをデコることのメリットですかね。

バイクに乗り始めた若い女性がインカムを物色していましたが、今の時代、ツーリングにインカムは必須ですよね。これによってバイク走行中でも、みんなでしゃべりながら走れるようになったわけですから。これは大きい！ ドライブ感覚でバイクが走れたら、それは楽しいでしょう。インカムから音楽を流して、みんなで聞きながら、というのもあるらしいです。危なくないのかな、とも思いますが、そんなに大音量できかなければいいのか。

とにかく、見た後にバイクに乗りたくなる、そんな強い重力を持った回でした。

過去の放送回のレビューを、ちょこちょこ更新しています。なるべく放送した時に近い日時でアップしています。

kuuneruyomumiru.hatenablog.com

最近、下記２つをアップしました。 

kuuneruyomumiru.hatenablog.com

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