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ドキュメント72時間語り「百貨店 化粧品フロアの女たち」

ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、特にここ数年は、NHKの「ドキュメント72時間」が気に入ってます。「セブンルール」も面白くなってきたように感じます。不定期だけど「ノーナレ」も好き。あと、ドキュメントとはちょっと違うかもしれないけれど、グレートトラバース3。

 

今回は、名古屋の松坂屋の化粧品フロア。名古屋の女性はメイクにお金を使いそうなイメージがあります。自分のまわりの名古屋出身の女性からのイメージと、10年以上前に流行ったキャバ嬢の名古屋巻きのイメージですが。最後にナレーションが言ってましたが、3日間で5,900万円の売上だそう。すごい! 金土日とはいえ、1日約2,000万円って、1人2万円買ったとしても1,000人のお客さんがいたってことで。営業時間10時間だから、1時間100人の客がいる、と。 で、松坂屋名古屋店の化粧品フロアには、約50ブランドのテナントが入っているから、1ブランドが1時間につき2人のお客さんをさばく。そう考えると、土日なら普通の売上な気がしてきました。

 

では、印象に残ったシーンを。

 

介護職から不動産業へ。そりゃメイクも変わる

不動産業へ転職を考えている介護職の女性。介護職では、仕事中のメイクは薄くしなければならなかったでしょうし。ほぼすっぴんに近かったのでは、と想像します。それから、おそらくメイクきっちりスーツきっちりなイメージのある不動産業へ転職とは、仕事中の服装やメイクとしては正反対の仕事につこうとしているわけで。給料もかなり上がるでしょうね。

今の仕事が嫌で正反対の仕事がしたくなるっていうパターンは見たことがありますし、介護職をやりたい一般事務の人に会ったこともありますが、彼女はなんとなく給料や待遇面で不動産業を目指しているように見受けました。そのために化粧品を買いに行くっていうのも企業研究の1つですかね。考えてみれば当然のことですが、男はこれに気づくのが遅い気がします。

 

今日の名言「化粧は戦闘服」

アートディーラーをしている熟年女性の言葉。営業するために相手に失礼にならないように、化粧をしっかりするのだそう。舞妓さんに、「着物がうちらの戦闘服」という言葉を聞いて感銘を受けたことがありますが、服装が戦闘服って言葉をあらためて自分も心に刻もうと思いました。あと、スタイリストの人たちは、普通にそう思ってそう。

 

覚悟が決まると人は変わる。40kg減量もできる

1年で106kgから66kgまで減量した46歳の女性。すごい! 自己管理ができないと人の上に立てないと思ったそうですが、1つのきっかけで人は大きく変わる見本のよう。

見た目が変わったら、社員みんなの態度が変わったそうですが、これは自分も経験があります。10kgぐらい減量したとき、街を歩いていても、お店での接客も、まるで違うように感じたことがあります。良くも悪くも人は見た目に左右されますね。

この女性は、社長になることが決まったから、みんなの態度が変わったのかもしれませんが。いや見た目だ。態度が変わった人たちに「こいつら信用ならん」と思ったそうで、全く同意見です。

 

コスメ動画が流行り

化粧品を買うのに、コスメ動画を参考にすると話していた人がいました。最近流行りなのは知っていましたが、買い物の参考にしているという話を聞くと、実用的だから人気なのだな、と理解しました。もインスタグラムでコスメ動画を配信して、フォロワーを増加させたアイドルがいるなあと思いだしたり。