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TBSテレビの「メガロボクス」/戦闘モードに入った勇利が、まんま力石なのが好き

あしたのジョー連載開始50周年記念で制作された近未来ボクシングアニメ。メガロボクスとは、両腕に身体能力をアップさせるギアを身につけて行うボクシング。選手であるメガロボクサーは、イヤホンをして、セコンドの声をマイクで聞きながら闘えるようです。

 

 

あらすじ

あらすじは、地下メガロボクスで戦う、うだつのあがらないメガロボクサー・ジャンクドッグが、偶然、出会ったチャンピオンと闘うために、本気でメガロボクスに身を投じていく……という感じ。

 

どこが面白いかというと…

 

あしたのジョーのオマージュが随所に散りばめられている! キャラクター造形がジョーそのまま!

ジャンクドッグのセコンド、南部贋作は隻眼で頭が薄く(帽子かぶってるけど)、ダミ声のオヤジ。

ライバルとなるチャンピオン・勇利は、物静かで長身、骨ばった顔つきで、奥目がち。

メガロボクスのトーナメント・メガロニアを仕掛けた白都ゆき子は、白都コンツェルンの後継者というお嬢様で、勇利と親しく、気も強そう。

 

丹下段平力石徹白木葉子ですよね、これ。

ジャンクドッグはジョーなわけですが、まだジョーっぽさを感じないですが、これからですよね。きっと。

 

メガロボクスという新概念

 

両腕にギアを付けてボクシングを行うメガロボクスは、背中にチップらしきものを入れたり、イヤホンでセコンドの指示を聞きながら闘ったり、映画「リアル・スティール」のような、メカバトルっぽさを感じさせます。まだ、ギアが生きたバトルは出てこないですが、今後、ギアに助けられたり、ギアの隙をついたりするシーンが出てくるかと思います。

 

あしたのジョー以外のボクシング漫画・映画の要素も詰まっている

キャラクターや大まかな世界観は、あしたのジョーですが、機械を使ったボクシングという意味では、上述した映画「リアル・スティール」っぽさを感じますし、くすぶっていたボクサーがチャンピオンと闘うストーリーは、映画「ロッキー」そのまま。

 

そして、メガロボクスを見て一番似ていると感じたのは、漫画「ヘヴィ」。30年近い昔の漫画ですが、この設定が一番メガロボクスとかぶります!

 

限られた時間の中でチャンピオンを目指さなければならないストーリー展開、スラム街で暮らす主人公、挑戦のためスラム街からマンハッタンへ橋を渡るシーン、主人公の得意パンチがアッパーカット、主人公の頭がボサボサの天然パーマっぽいところ

 

と、結構かぶるとこあるなと思ったんですが決してパクリだと言いたいわけじゃなく、共通点と思しき部分を見つけるたびに熱くなりました。

 

とはいえ、ヘヴィは、あしたのジョーより新しい作品なので、ジョーの影響を受けているから、メガロボクスと似ているところが多いのかなとも思います。ジョーだって、泪橋があるドヤ街からチャンピオン目指しましたし。

 

これからますますあつくなり、ギアを装着しているからこそできるファイトが描かれるであろうメガロボクスアマゾンプライム・ビデオやネットフリックスでも見られるので、必見です!

 

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力石っぽい勇利