くうねるよむみる

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小森 健太朗の「大相撲殺人事件」


相撲界が暴力問題で揺れていますが、それを予言した書物があったとSNSで話題になったのがこの本。

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裏表紙のあらすじからして、どうかしてます。「外国人の青年が飛び込んだ相撲界は殺戮の嵐だった!」とか、「立ち会いと同時に爆死する力士」とか「頭のない前頭」とか。
タイトルで予想がつきますが、この小説のジャンルはミステリーです。連作短編集なので、1話ごとにサクサクと読めます。
さらに、2時間サスペンスでもつけないようなタイトルで感づいた人もいるでしょうが、この本はいわゆるバカミスです。バカミスとは馬鹿馬鹿しい設定と展開、トリックだけは本格的だっりしますが、とにかく細かいところは置いとくというか、むしろ細かいところを笑いながら読むものなので、肩の力を抜いて読むのがオススメです。