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検屍官

追い詰められて開き直った女は強い。火事場の馬鹿力が本当に出るのかどうかはわからないが、とにかくそのパワーはすごいものがある。この作品の主人公、ケイ・スカーペッタもそんな女性の1人である。10作以上を数える人気シリーズだけあって、ストーリー自体には読者を引き込む魅力にあふれているのだが、ケイに火事場の馬鹿力を発揮させるためなのか、シリーズが進むにつれ身辺の人たちがどんどん不幸になるのは読んでいて気の毒になってくる。


個人的に、ぜひシリーズ最終作ではメインキャラたちが全員幸せになるようにしてほしい。


 
著者: パトリシア コーンウェル, Patricia D. Cornwell, 相原 真理子
タイトル: 検屍官