2005-06-16 毒猿―新宿鮫〈2〉 小説・本 大沢在昌のヒット作新宿鮫シリーズの2作目。ラストの新宿御苑の決戦はハードボイルド小説として歴史に残る名場面として人気が高い。シリーズの中でも1,2を争うクオリティーだと思うし、読んだ後のカタルシスもたっぷりと味わえる。今回鮫島と戦うのは毒猿と呼ばれるテロリストだが、これが哀愁を誘うキャラクターであり、何となく感情移入してしまうのも、今作の魅力の1つだ。パート1を読まなくても楽しめるので、新宿鮫の入門編としてもよさそう。 著者: 大沢 在昌 タイトル: 毒猿―新宿鮫〈2〉