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セブンルールの「ライザップ 渡邉華子」

「誰しも自分自身に課しているルールがある」ではじまる、人物密着系ドキュメント番組。そのルールを手がかりに、その人の強さ・弱さ・美しさなどを映し出すのがコンセプトだそう。女性ばかりだなと思っていたのですが、女性が主人公で、「今最も見たい女性」「最も見せたい女性」に密着するのもコンセプトのようです。

 

初めて見たときは、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」っぽいなあと思いましたし、番組中に7つのルールを順次見せていくのも、プロフェッショナルっぽいなあ、と思って見ていました。まあ、冷やかし半分、そこまで寄せているなら面白くなるんじゃないかという期待半分でしたが。

見ていると、派手な演出はせず、淡々とした感じで映像が流れていき、時折、さざ波のようにルールが現れるのが、静かに見ていられて興味深いです。

毎回7つルールを見つけるのは苦しいんじゃないかと、見る前から懸念していたことは、予想通り、無理やりひねり出したんじゃないかと思えるものもありましたし。ただ、7つのルール全部が変なひっかかりやツッコミどころがなく、スルッと納得できる回は面白いです。

 

今回はライザップの広報・ブランディング責任者、渡邉華子さん。見ているだけで、まわりを明るくする人だというのがわかります。渡邉さんに声をかけ、ライザップの前身で働くきっかけとなった、現ライザップ社長が、学生時代の彼女を「リーダーシップがある」と評していたのも印象的。主張にブレがなくて、自分からぐいぐいひっぱるタイプっぽいですもんね。

 

今回、最も印象的だったのが、7つのルールの1つ「撮影現場は明るく」。その場のトップである自分が盛り上げることで、現場が明るくなり、スタッフが仕事しやすくなり、スタッフ全員が気持ちよく動けることで生まれる空気がいいものを生み出すというオーソドックスすぎる法則を、きちんと実践できるのがすごい。

ただ、渡邉さんは中途半端をものすごく嫌うタイプのように見えるし、周囲にも知らず強制するタイプのようにも思えすので、撮影に入るまでには、厳しいダメ出しとかもあったはず。

ですが、そこを見せないのも、セブンルール独特のゆるさ。非常に見やすい。

 

あと1つ学んだのは、エゴサーチは大事。割とマジで。