ドキュメント72時間語り「秋田“いのちの温泉”に集う人々」
ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、特にここ数年は、NHKの「ドキュメント72時間」が気に入ってます。
今回は、秋田県の玉川温泉。悪性の病気にきく、ということで有名になっているようです。調べてみると、ラジウム泉のようなので、そんな評判がたったのかなと。番組でも言われていましたが、効果ははっきりしない。でも、少しでもと願いをこめて集まる人たちは必ずいますよね。
では、印象に残ったシーンを。
湯気を浴びるサウナのような感じ
お湯に浸かるのではなく、湯気が出る場所に寝転んだり座ったりする、岩盤浴やサウナのような感じが主流のようです。岩盤浴をしているのは、源泉に近い場所だからのようで、屋内の温泉施設もあるようです。
仲間ができる心強さ
湯治をしにきた人たち同士、友だちになるそうです。程度の差はあれ、同じ境遇にいる者同士、一緒に頑張れるのは心強いと思います。友だちができたら、また来たくなりますし、それもありかも。
1人では生きられない
病気の療養に来ている人たちだけに、今回も取材は難航。顔にモザイクがかかった人が多い中、素顔と名前を出して取材に答えていた男性。終始明るく話していましたが、湯治が終わって帰る段になって、初めてもらした弱気な一面に心打たれました。涙ながらに「1人では生きられない」この言葉の重さをかみしめるラスト。沁みました。