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ドキュメント72時間語り「島へ 山へ 走る図書館」

ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、特にここ数年は、NHKの「ドキュメント72時間」が気に入ってます。

 

今回は、愛媛県松山市内を走る、移動図書館。山が深い地域や公共施設が近くにない地域などで、移動図書館なるものが走っているというのは昔から知っていましたが、今も走っているとは意外。全国的には減少続きだそうですが。ネットがあるもんな。図書館へは行きたいときに行ける環境で育った自分にとっては、ある時間しか図書館を利用できないというのは、かなり不便に感じます。ただ、それだけに、次に図書館がきたらこれを借りようと、予定を立てて本を読めるのかもしれません。

 

あと、移動図書館のサーカスのような雰囲気も気になりました。何となく行ってみたくなりますよね。

 

では、印象に残ったシーンを。

 

積み込む本を図書館員が決める、ちょっと新鮮な光景

トラックなので積み込める本の量が決まっている以上、それを決めている基準があるわけですが、図書館員が決めているというのが新鮮でした。一般的な図書館なら、並べたい本並べるというよりは、とにかく本を並べるという感じ。自分の意思で本を並べるのは書店員のイメージですよね。そのあたり、移動図書館には、図書館員が、読んで欲しい本を選べる楽しみがあるのかも。

 

移動魚屋。こちらのほうがなじみ深い

トラックに魚を積んで住宅街を回り、売り歩くという移動魚屋が、昔自分の家の前の道をよく走っていました。移動〇〇といえば、こちらのほうがなじみ深いです。今考えると、移動魚屋の雰囲気は、小学校帰りに校門前でひよこを売っている人と同じようなうさんくささでしたが……。移動魚屋で買い物をしたことがないので本当のことはわかりません。それでも、わざわざ家の前まで魚を売りに来る、たくましき商売根性が、なんとなくプライベートゾーンにズケズケと入ってくる図々しい人のように感じていたのでしょう。