くうねるよむみる

いいモノ、いいコンテンツ、いい人を知りたい

朝井リョウの「何者」/就職活動が上手いのは、今も昔も光太郎のようなタイプ

4月になって、電車や飲食店などでたくさん見かけるようになりましたが、パリッとしたスーツを見るたびに、この作品を思い出します。

 

就職活動は多くの人にとって人生の分かれ道であり、日本は一度別れたら、簡単にはもう一方の道へ進路変更することができない社会であるため、みんな必死になります。

 

リクルートスーツを着て、企業の就職面接を受けてまわった人なら、共感する部分と、ちょっと高望みしすぎじゃない?と登場人物をマウントしたくなる部分を備えた作品。映画も見ましたが、映画では諸説より、さらに辛い状況に主人公が追い込まれるのが、胸をかきむしられるような気がして、ひえええっと軟弱な悲鳴を心の中であげながら見ていたのを思い出します。

f:id:kuunelu:20180415223555j:image

 

光太郎は就職活動上手いんだろうなと、序盤からずっと思っていましたが、果たして! 今も昔も、短時間で大人に好感度を持たれる若者って、光太郎のようなタイプだよなあ。

 

自分は明らかに拓人です、ハイ。