ドキュメント72時間語り「新宿・花園神社 夢は、夜ひらく」

ドキュメント番組を見るのが好きです。地上波・BSのドキュメント番組をほぼ網羅していますが、特にここ数年は、NHKの「ドキュメント72時間」が気に入ってます。

今回は、東京・新宿の花園神社の酉の市。11月の酉の日に行われる祭礼で、花園神社では大酉祭と呼ばれているようです。繁華街である歌舞伎町や、飲み屋街と知られるゴールデン街、さらには新宿２丁目にも近いし、伊勢丹も近い。酉の市といえば、縁起物の熊手が売られるのが通例ですが、去年の熊手をお焚きあげしてもらうため、持ってくる人も多く見られたのは、地元から来ている人が多いってことですね。

では、印象に残ったシーンを

①新宿の有名人が次々登場する豪華回！

新宿の新聞配達員・新宿タイガーさんやセーラー服おじさんなど、一度はテレビで見たことがある人が何人も登場してました。新宿タイガーさんは、かつて、テレビ「出没！ アド街ック天国」の新宿回に登場した、有名人。自分も新宿で見かけたことがあります。セーラー服おじさんもテレビの常連ですよね。いろいろな番組で紹介されていたのを覚えています。

②縁起をかつぐのは、やはり不安定さを感じ、払拭したいと思う人たち!?

今回、番組内で登場したのは、IT関連会社、サマンサタバサ、広告デザイン事務所、ホストグループ、スタントマン夫婦、女性芸人。一般的に不安定な職業と思われがちな人たちが多いと思ったのは、自分もフリーランスでライターをやっているからでしょうか……。

そんな目で見ると、会社ぐるみで参拝にきた人たちも、それを指示した経営者は、内心不安を抱えてるのかな、と勘ぐってしまいました。でも、連れてこられたに違いない社員の方々が、みんな楽しそうに参拝しているのが印象的でした。

③2018年のキーワードは「共有」だ

ホストグループの社長が最後に言った「来年は、共有だよ」という言葉に、深く共感しました。今日、SNSで写真をアップするのも、思いをつぶやくのも、誰かに共感してほしいという気持ちが多少なりともあるからだと思うのですが、その傾向は年を経るごとに強くなっているように感じます。きっと社長は、あの瞬間に思いついたわけではなく、以前から考えていたのかもしれません。歌舞伎町で10店舗も運営するほどの、やり手の起業家が考えているなら、今年は本当にそうなるかも。

インタビューされてた女性芸人の美豚ズ。調べてみたら、お互い別々のコンビで活動してるようですね。試行錯誤してる感じが伝わってきて、応援したくなりました。