くうねるよむみる

いいモノ、いいコンテンツ、いい人を知りたい

青の炎

倒叙ミステリー+青春小説=青の炎。こんな方程式を成り立たせた貴志祐介はすごい。若干青春小説よりではあるものの、ハラハラドキドキ感はちゃんと味わえるし手のこんだ犯罪も起こる。そして何より、作品の舞台である湘南の海にようについ見とれてしまう力がある。タイトルの青の炎とは、赤い炎よりも温度が高い火のことだが、実は「青臭い正義感」を表しているような気がする。



著者: 貴志 祐介
タイトル: 青の炎