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漫画

「宮本から君へ 1~4話」/これがデフォルメなしの80〜90年代のリアルな中小企業サラリーマンの生活ですよ

新井英樹の漫画「宮本から君へ」のドラマ版。原作漫画が好きなので、ドラマにはちょっと期待していました。いわゆる実写ドラマ化によって牙が抜けた状態になったとしても、馬鹿ドラマとして見てやろうと、ちょっと斜めに構えた態度というか、つまらなかった…

つくしあきひとの「メイドインアビス」/アニメで見た!残酷で悲壮感しかない冒険のはずが意外と爽やかなのはキャラのおかげだよね

人類最後の秘境と呼ばれる、巨大な縦穴・アビスを探検する少女を描くファンタジー、と一言で説明するとドキドキの冒険活劇っぽく思えますが、その実、リアルすぎる設定と負傷の描写、アビスを上昇する際に人体に及ぼす悪影響・呪いのグロさ、洞窟内の生物と…

諫山創の「進撃の巨人 25巻」/過去最高の盛り上がりを見せる連続バトル回

アニメや実写映画化もされ、7千万部を売り上げているおばけコミックですが、終りが近いようです。 これまで謎だったことは、前巻までにあらかた解明されていて、大きな謎は、世界全体の様子と、25巻現在から直近の4年間の空白でしょうか。 そして、今回は巨…

ひぐちアサの「おおきく振りかぶって 29巻」/今の若者は修行回が嫌いと言いますが、その気持が少しわかった

3巻が発売されたころからずっと読み続けています。当時、「これは歴史に残る高校野球漫画になる!」と思っていましたが、その後、アニメ化され、2.5次元舞台化され、本当にそうなったと感じています。 ですが、最近はちょっと停滞気味と感じています。ひぐち…

末次由紀の「ちはやふる 37巻」/好きすぎてあえて距離を取る

アニメ化、実写映画化もされた競技かるた漫画。連載開始当時、ちょっとしたブームだった、あまり知られていない類の部活に打ち込む若者の青春を描く、マイナー部活ものとして始まったと認識しています。映画でも、「ウォーターボーイズ」とか「スウィングガ…

森薫の「乙嫁語り 10巻」/カルルク語りだな~最後にキンドルへの愚痴あり

19世紀後半の中央アジアを舞台に、この地で暮らす様々な女性と、そのまわりの人々をを描いた群像劇。マンガ大賞で2回2位となり、2014年に満を持して大賞に選ばれた作品でもあります。 3巻が発売になった頃から追いかけていますが、ファーストインパクトは…

重版出来

買ってきました。 重版出来! 3 (ビッグコミックス)/小学館 漫画家漫画というか、漫画がテーマの漫画って必ず辛辣になりますよね。漫画家という職業の過酷さを浮き彫りにしているというか…。でもつい読んじゃうんだよな~。結局好きなんだな。ゆるい雰囲気の…

オススメの漫画

本を読むのが好きです。雑誌でも小説でも漫画でも、気になった本は即衝動買いしちゃいます。飲み会とかでそんな話をすると、必ず言われるのが「オススメの本教えて」でも、正直この質問、困るんですよね~。その人がどんな本が好きかわからないし、本好きと…

働きマン

「範囲が決まっていることをやるのは、女のほうが強い」と誰かから聞いたことがある。その通りだと思ったのだが、そう考えると入社試験とか、社員として出世するのは男より女のほうがうまいということにならないだろうか。その仮説を裏付けるのがこの作品で…

鋼の錬金術師

昔とくらべて、今の漫画はメリハリがはっきりしているように感じる。「何かを得ようとしたら、何かを手放さなければならない」などとシリアスなテーマを打ち出しているのに、登場するキャラたちは結構軽い性格だったりわざとタッチを崩してギャグ調なコマを…

プレイボール

中学野球漫画の大傑作、「キャプテン」の高校編。墨谷高校へ進学した谷口がダメ野球部をひっぱっていくというストーリー。とはいえ、劇的に強くなって甲子園に行くということはなく、もっぱら地区大会だけの戦いである。「キャプテン」同様、練習や試合など…

シャカリキ!

「天才の狂気」を描かせたら右に出る者がいない曽田正人のデビュー作。今作の主人公、野々村テルは自転車に乗るのが何より好きな少年だ。そこから「自転車なら誰にも負けない」という気持ちが生まれ、最後には「自転車では誰にも負けたくない!」という情熱…

逆境ナイン

日本漫画史上最高に熱い漫画家・島本和彦が書いた熱すぎる作品。逆境に立ち向かうことを無上の喜びとする全力学園野球部主将、不屈闘志が次々と迫りくる障害を乗り越えながら甲子園を目指すというストーリーである。 ここでいう障害とは、校長からの廃部通告…

ピンポン

天才には2つのタイプがある。才能を発揮するほど周囲から浮いてしまい孤独になる「孤高の天才」と、本人に自覚はないが周囲がその才能を放っておかない「スーパースター」だ。この作品は、そんな違った天才2人を軸に展開される熱血スポ根漫画である。実際…

G戦場ヘヴンズドア

暑苦しい青春ものを描かせたら天下一品、日本橋ヨヲコが初めて自分が意図した最終回まで描けた作品。まるで往年の大映ドラマのようにクサいセリフを連発するキャラが登場しまくる作風は健在だが、今作は子供から大人へと成長していく様も描かれていて、最初…

キャプテン

純粋野球漫画の大傑作。登場人物たちは本当に野球しかしないし、家族や家の描写も谷口タカオ(当時の担当編集者の名前を拝借している)を除けばほとんどない。「巨人の星」の星飛雄馬は野球漬けの人生に疑問を感じたし「ドカベン」の山田太郎は連載開始当初…

課長島耕作

今や常務にまで出世をした島耕作だが、実はロクに仕事をしないで女関係ばかり充実している遊び人である。世のサラリーマンの夢とロマンを凝縮して人のかたちにしたら、こんな人間ができあがるに違いない。この作品の第1話で係長から課長に昇格し、以後部長→…

幕張サボテンキャンパス

漫画家の知り合いに聞いたが、4コマ漫画のネタ1つ分は、週刊誌や月刊誌で連載されている漫画1話分に相当するらしい。そう考えると、4コマ漫画オンリーで何ページも連載を持つということは、普通の漫画を連載するよりアイデアを必要とするということだ。…

実録企画モノ

エログロに免疫がない人には絶対おすすめできない。企画AV女優、ストリッパー、刺青モデルなどアンダーグラウンドなにおいが全身から漂う卯月妙子の、社会的に一番明るい側面である漫画家としての処女単行本。偏見かもしれないが、企画AV女優を妻に持つ一家…

巨人の星

小学生の頃に読んで衝撃を受けた作品。懐かしのテレビアニメなどで紹介されていた、ただ野球に人生を賭けていて他のことは何もやっていないというイメージを全部壊された。プロ野球に入るまでは本当に野球一筋なのだが、途中、「俺って野球しかしらないじゃ…

極東学園天国

とにかく暑苦しい。まるで昔の大映ドラマのように、青臭いセリフを次々と生み出す、若気のいたり製造機日本橋ヨヲコの作品である。要領がいい人や世渡り上手な人には理解不能な場面が随所に出てくるが、生きるのが下手な人種にとってはツボを押されまくりな…

七色いんこ

何となく尻つぼみな作品である。芝居と冒険活劇をミックスさせた物語だが、最初のシリアスな感じが好きだった。手塚先生がネタに困ったのか、それとも編集サイドの要望なのかはわからないけど、後半ギャグに走りすぎて七色いんこがどんどんカッコ悪くなるの…

パタリロ!

この作品、世間的にただのギャグ少女漫画という認識にしておくにはもったいない気がする。とにかく作者の知識の深さには恐れ入るばかり。とくに落語と海外ミステリーはほぼマニアなんじゃないだろうか? ダヴィンチという雑誌で60すぎてバレエをやったと書い…

おおきく振りかぶって

以前、友達から推薦されていた作品。機会があったら読みたいと思っていたら、ナイスタイミングで、新宿の紀伊国屋本店にサンプルが置かれているのを発見。すぐさま読み始めた。超燃える!!。体育会系部活に、なぜか1人はいる、「なんでコイツ、ここにいるの?…